報酬と手当:無償奉仕が当たり前?相場の実態
「これだけ働いているのだから、少しは報酬があっても良いのでは?」
そう考えるのは決して不謹慎なことではありません。
氏子総代の報酬事情について、実態を解説します。
基本は「名誉職」=無償奉仕
結論から言うと、全国的に見て、氏子総代は「無給」である場合がほとんどです。
これは、氏子総代が「神様への奉仕者」であり、地域の代表としての「名誉職」であるという考え方が根強いためです。
労働対価としての賃金(時給など)が発生することは、稀と言ってよいでしょう。
例外:手当が出るケースとその相場
しかし、完全に「0円」とは限らず、以下のような名目で金銭が支払われることがあります。
1. 総代手当・役員報酬
宗教法人によっては、予算の中に「総代費」「役員手当」が計上されている場合があります。
相場:年間 数千円 ~ 3万円程度
※あくまで「お礼」程度の金額であり、労働量に見合うものではないことが大半です。
2. 出席手当・車代
総代会などの会議や、神社の清掃作業に出席した際に支払われます。
相場:1回につき 1,000円 ~ 3,000円程度
3. 祭典当日の御膳料
お祭りの当日に、お弁当や飲み物が支給される、あるいはその代わりとして現金が渡されるパターンです。
注意!逆にお金がかかることも…
「手当が出るならまだマシ」と思えるほど、逆に「持ち出し」が多いのが氏子総代の辛いところです。
- 会費の徴収:総代会の運営費や親睦会費として、会費を集められることがあります。
- 初穂料・玉串料:祭典に出席する際、総代として個人的にお供え(数千円〜1万円)を包む慣習がある地域も。
- 冠婚葬祭:神職の慶弔や、他の総代への付き合いで出費が重なることがあります。
会計の透明性が重要
もし、手当の実態が不明瞭だったり、集めたお金の使途がはっきりしない場合は、総代会で会計報告をしっかり確認する権利があります。
宗教法人である以上、適切な会計処理が求められます。「神様のことだから」となあなあにせず、疑問点は確認することが大切です。