釜石市第二次世界大戦の幻聴 [釜石市]
第二次世界大戦末期、釜石市は連合軍の艦砲射撃により甚大な被害を受けた。
特に、昭和20年(1945年)7月14日と8月9日の2度にわたり、釜石製鉄所を中心に激しい砲撃が行われた。
これらの攻撃により、製鉄所は壊滅的な被害を受け、操業を停止した。
7月14日の初回攻撃では、鈴子・只越地区、嬉石・松原地区などが大きな被害を受けた。
8月9日の再度の攻撃では、製鉄所や港湾施設だけでなく、周辺の住宅地も被害を受け、多くの民間人が犠牲となった。
今でも夏になると釜石市の沖合いからは、咆哮のような謎の音が聞えてくるときがあるという。
それはまさに戦時の銃声の名残のようにも聞こえるという。
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